飲食サービスマンの頭の中

ゲストとスタッフの満足度を高めるために日々模索中

最初に身に着けるべき技術とは(大事にしたい4つの技術)

サービススタッフにとって必要な資質として一番に挙げられるのが「愛嬌」「愛想」です。

 

・愛嬌…人懐こさや好ましさを感じさせる表情や振る舞い

・愛想…相手から好感を持たれるような心遣いの言葉や話し方

 

この二点はサービスを提供するに当たっては、とても必要です。

私は新人研修を行う際に、この2点を踏まえた上で、

 

・ゲストにだけでなく、一緒に働くスタッフにも元気よく「挨拶」をすること

・スタッフにもゲストにもきちんと「返事」をすること。

 

を強く求めるようにしています。

基本的な事ではありますが、挨拶をする、返事をするとは自分の意思をしっかりと相手に伝える一番シンプルな方法。サービススタッフは、自分の意思を間違いなくゲスト(や仲間)に伝える事が、「良いサービス」と言われる基本であると私は考えます。

そして、しっかりと意思を伝えられる行動が「愛嬌が良い」「愛想が良い」に繋がるのだと思います。

 

ゲストの前で「愛想良く」挨拶や返事をするには、やはり練習と習慣化が必要です。

その為にも、普段からよく会う他のスタッフで練習するのが一番です。

また、披露宴でのサービスのように、様々な分野の方々と一緒にお仕事をする際は、

関係を深める為にも「挨拶」と「返事」が大事になってきます。いつも会う人達に

「愛想良く」挨拶、返事出来る事で、初めて会ったゲストにも緊張なく同じような事が出来ます。この事からも「挨拶」と「返事」は「愛嬌と愛想」を身に着ける為にも

有効な手段だと考えます。

 

さらに「愛想と愛嬌」に付随するものとして、「身だしなみ」を挙げたいと

私は思います。

清潔な身だしなみは、サービスを提供するものなら当たり前ではありますが、統一した

身だしなみはそのサービスを提供する特別な空間を作り出すためには不可欠なものであると私は考えています。

どこまで個人としての自由を認めるかは、その場を作るリーダーの判断によっても変わるとは思いますが、「統一感のバランス」はその空間を良いものにするのには、

不可欠なものです。

 

どうしても「個人の主張」が尊重される現代ではありますが、

 

リーダーはただ「規則」として「きっちりしろ」と説明するのではなく、

「なぜそうする必要があるのか」をしっかりと説明しスタッフに理解してもらう

必要性がある

と私は考えています。

 

「愛嬌と愛想」「挨拶」「返事」「身だしなみ」

 

この4つは接客サービススタッフとして働く事になったら、最初に身に着けて

もらいたい技術だと思います。