飲食サービスマンの頭の中

ゲストとスタッフの満足度を高めるために日々模索中

接客サービスの神髄とは?

ここ最近、異業種の方々や同業種でも働く場所が違う方々とお話する機会があり、

その中で「接客で重要な事」「お客様に満足していただく為のシステムとは?」

といった議題が上がる事があり、私なりに他の方々の有益な情報になるような事を

提供したいと、過去の経験や出来事からいろいろと答えを探していたのですが…

 

いろいろ考え込んでいて、ふと出たキーワードが、

「お客様の前で常に笑顔でいられるか。」

という言葉でした。

「価値観」や「スキル」といったもので最適な答えを出そうと考えていたのですが、

出てきのは、このキーワード(笑)

 

そういえば昔(いや、そんなに昔でもないか…)新人だらけの会場に赴任した時、

褒めても、叱っても、怒っても(←これが一番多かった)一向に成果が見られず、

途方に暮れていました。そんな状況で何か改善策はないものかと考えた時に

「そもそもこの子達、笑顔でサービス出来ているのかな。」

という疑問に当たりました。

 

その視点から、まず自分を見直すと、そもそも私が一番怖い顔をしているんじゃないかという事に気が付きました。一応、サービススタッフの中では私は偉い方だったので、

そんな権力を持ったおっさんが怖い顔をしていれば、その下で働く人達は、顔色を

伺って、笑顔にはなれません。失敗や間違いを恐れて(権力のあるおっさんに怒られる)いたら、お客様の前に立っても笑顔でいる事は難しい。

 

そこに気が付いた後からミーティングなどで発言する際は、

「お客様の前では何があっても笑顔でいること。」

をみんなの目標として協調するようにしました。もちろんその「みんな」には

私も含まれているので、もし私が笑ってなかったら、だれであろうと指摘する。

権力のあるおっさんに指摘しづらい時は、そのおっさんの上司に密告する(笑)

といった約束事を全員徹底していくようにしました。

 

これは、接客業だけの話ではないと思いますが、やはり「笑顔」は接客においては

「神髄」とも呼べる超基本であり、笑顔の上に技術は積み重ねられていくものだ

思います。

 

どうしても超基本過ぎて、指導する側からすればその視点を疎かにしがちなのですが、

事実として、私のその会場は、以前に比べてチームとしての能力が著しく向上しました。もちろん、「笑顔」だけで物事が全て解決するわけではありませんが、

お客様に対しても、仲間に対しても「笑顔」を見せ続けらる環境は、とても居心地の

良い場所である事は否定できません。

 

あなたは昔の私のように怖い顔して仲間に「笑え」と言ってませんか?(笑)